2010年問題

今アフリカでの実験プロジェクト案を作っているところなのだが、
もしかしたら、
HIV2010年問題というのが出てくるかもしれない、
と、半分、冗談、半分、本気で考えている。


Emily Osterは、Ted talkのプレゼンで、
HIV感染率は経済活動の拡大(輸出のための物資輸送など)に伴って上昇する、
という話をしている。

トラックの運転手などが都市に行ってHIVに感染して、故郷に戻って感染を広げる、というメカニズムがあるのだろう。


ところで、
2010年、アフリカと言えば、
サッカーW杯。
世界中から多くの人が、HIV成人感染率18%の南アフリカにやってくる。

HIV成人感染率の情報はここ↓
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2260.html )


いや、さすがに南アフリカの人と性交渉をする時は警戒するだろう、とも思うかもしれない。
でも、W杯の時は世界中から人が集まる。
売春する人たちも世界中から集まる(かもしれない)。
南アフリカのお金持ちがアジアとか欧米とかの非アフリカ系の女性を買春して、
その女性がアジアや欧米の人たちに売春して、、、、
と、いうことが起こってくると、アジアや欧米系だから大丈夫ということは言えなくなる。


W杯が行われる期間、夜な夜なHIV感染が広まっていって、その人たちが母国に帰って、HIVをさらに広めてしまうかも。。。
この2010年問題、杞憂で終わればいいのだけれど。