いろいろ

今日は計量とIOと応用理論のセミナーに参加。
アイディアっていうのは、
普段過ごしている中で入ってくるいろいろな情報や思いつきの中に潜んでいるアイディアの素を、
どれだけ面白く奥深い視点で切り取ってこれるか、
というセンスに結構かかってくるようになぜか感じた1日だった。


Twitterから見つけた、やる気を出させてくれる二つのブログ記事。

「アーティストのためのハンドブック  制作につきまとう不安との付き合い方」
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/02/post-1589.html

「陶芸の先生が授業の初日に、教室をふたつのグループに分けると発表しました。そして教室の左側半分の学生は作品の「量」によって、一教室の右側半分の先生には作品の「質」によって、それぞれ成績がつけられることが言い渡されました。」

量グループ:制作した陶器の総重量で成績をつける。数は何点でもOK。重いと高成績。
質グループ:制作するのは1点だけ。1点の質で評価される。

量グループ、質グループで提出されたすべての作品を、質で並べ直したところ、最高と評価された作品はどれも量グループから出たものだったそうだ。量のグループは山のように作品を制作しつづけたことで、失敗から学んだ。質グループは完璧さにこだわり、理屈をこねたりするばかりであった。

作品の量をつくること。作品制作を生活習慣化できているかどうかが重要な問題だと著者は指摘する。。多くの美大出身者にとって卒業制作展が最後の展示会であり、そこで作品制作を止めてしまう。提出期限のような作品を生み出すインセンティブ、評価し合い励まし合う環境がなければ続かない。

「作品制作の細部には、苦労の末に身につけた実践的な制作上の習慣や、何度も頼りにしてきた形式的な反復が宿っています。」。作品とは「生産的な様式をもって生活することから生まれた表層的な表現」なのである、という。

ノらない日でもとりあえず○○から始めるという日常の作品制作の手順、クセをつくるとうまくいくと実践的なアドバイスもある。そして競争のエネルギーを他のアーティストではなく、自分の内側に向けること。「自らの心の声を唄えば、いずれ世界は受け入れるようになり、その本物の声は報われる」などという考えは捨てること。


MITメディアラボ石井裕副所長インタビュー」
http://courrier.jp/blog/?p=9690