32回目の誕生日

今日は、32回目の誕生日。
去年と今年は、研究所内の、最終成果が純粋なアカデミック論文じゃないプロジェクトを引き受けすぎた。
引き受けた当初は、その過程でアカデミックな論文が少なくとも一本くらいは書けるだろうと見込んで引き受けたのだが、
アイディアは出てきても、つい締め切りのある仕事を優先させてしまって、
その過程でアカデミックな論文が書けるようなことは、ほとんどないことが分かった。
これからは、自分の中で、きちんと優先順位付けを行って、
あまり楽観視しすぎた計画は立てないようにしようと思う。


大学時代に同じ野球部の仲間だった友人から、
誕生日のお祝いのメールが届いた。
卒業後はなかなか会う機会がなかったし、今もドイツにいてなかなか会う機会がないのだが、先週ちょうど日本に帰ってきていたので、ちょっとだけ会った。
大学時代、一緒にグラウンドで汗を流したり、
人生やその他もろもろについて夜通し語り合ったり、
一緒に遊びに行ったり(といってもほとんどがカラオケだったなあ)、
大学時代のほとんどの思い出が、そいつと一緒にあったような気がする。


一つの事にまっしぐらになって進んでいくこと。
そのためには、それがいつも自分の中では一番大事で、
どんな予定を差し置いても、それが一番にくること。


ふと大学時代を思い出して、
そんなふうに研究をやっていかなければ、
後で思い返して、甘酸っぱくてほろ苦い青春の思い出(?)として研究生活を思い出すことはないだろうな、
というようなことを思った。
あまりあれこれプロジェクトを引き受けてしまうと、
どれもが中途半端な力の入れようになって、まっしぐらに進んでいくことはできなくなる。
来年度は、しっかりプロジェクトを絞ってやっていこう。