長い長い30分

今日が出張の最終日。
研究協力先のオフィスに行って、
来週始まるサーベイと実験のトレーニングの総まとめをした。


調査の際に、訪問した家計が前回調査した家計と同じかどうか、
マイクロ保険購入者リストに載っている家計が本当にその調査家計かどうかを照合するという準備段階から始めて
一連の予行練習をするために、
ベースラインで調査した1600家計の質問票のcover pageとroster pageを今朝までにコピーしておくよう昨日頼んでおいた。
必要なのはcover page(1ページ目)とroster page(3ページ目)で、
研究協力先のスタッフが、昨日、なじみの印刷屋に1600もの調査票を持ち運んで、
この1ページ目と3ページ目をコピーしておいてくれと頼んでおいてくれた。
が、しかし、9時過ぎにオフィスについてもまだコピーはできてないらしく、
11時ごろにできるという。


うーむ。。。2時間もある。。。
仕方がないのでマニュアルの編集や
調査スケジュールの具体的な日程作りや、
実験で誰がベネフィットをもらえるかを決めるくじのちょっとした変更などを行っていたが、
11時になってもコピーが届かない。


基本的に途上国では遅れるのが当たり前なのだが、
11時半になっても来ないので連絡してもらうと、
あと「30分」とのことだった。
うーん。
ということは12時か。。。
まあ、1600家計の質問票を一つ一つコピーするんだから、多少時間がかかるのは仕方ないけど、早くしてほしいな。


が、12時30分になっても届かないので、
また連絡してもらうと、
They said they are coming.
とのことで、あと15分くらい、だそうだ。


それでランチを食べに行って、13時過ぎに食べ終わったのだが、
まだ来ていない。
うーん、まだ「30分」経たないのかなあ。。。


オフィスに戻って、これまた本当は朝来てもらうはずだったリサーチアシスタントがようやく来て、
14時になってもまだ来ないので電話してもらうと、
「いま詰めているところだ」
という。
さっきは、"coming"じゃなかったのか?
まあ、質問票が1600家計分くらいあるから、
cover pageとroster pageの二ページのコピーだけでも
詰めるのが大変なのかな、と思った。


それで、結局コピーが届いたのが15時。
11時に届くといって、11時半に電話したら「30分」と言われて、
結局15時。
今日一日、これを使ってトレーニングするはずだったのに、予定が大幅に崩れた。。。


まあ、文句を言っても始まらないし、とにかく今これからできることに最善を尽くすしかないので、
じゃあ準備しよう、といってコピーが入っている袋を開けた。


あれ?


あれれ?


あれれれれ?


1600家計のcover pageとroster pageのコピーを頼んでおいたのに、
中に入っているのは、
これから始める新しい質問票の1ページ目と3ページ目が1600枚!!!


なぜ???


これはおそらく、前々回あたりにコピーを頼んだ新しい質問票の1ページ目と3ページ目!!!
こんなの、コピー機に1600枚とセットすれば終わるじゃん!!!
なんで15時までかかってるわけ???
しかも、昨日、あまりにも目立つであろう1600セットの質問票を持っていったのに、
なぜそれをコピーしていないんだ?
一体何のために1600セットの質問票を持っていったと思ったんだろう。。。


15時まで待たされて、その結末がこれか。。。。
そのうえ14時に来たリサーチアシスタントは16時に帰ってしまうし。。。
君をトレーニングすることが第一の目的だったんだけどなあ。。。


まあ、それでもなんとかこの出張中に、
思いもよらずきちんと実行されていなかったサーベイプランを立て直して、
なんとかスタッフに対するトレーニングやマニュアル作りも終えることができたので、
2年前に打率2位で全試合日程を終えたイチローの言葉を借りれば、
「やりきった」
という感じ。


これから晩御飯を食べて、シャワーを浴びて、帰国。
1週間だったけど、なんかとても長く感じたなあ。。。