cool head but passionate heart

楽天・嶋選手会長の、仙台のKスタジアム宮城での本拠地開幕戦後のスピーチ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110429-00000050-dal-base

地震が起こった時、僕たちは兵庫県にいました。遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時の事を考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できた事が信じられません…。震災後、選手みんなで『自分たちに何ができるか?』、『自分たちは何をすべきか?』を議論して、考え抜き、東北の地に戻れる日を待ち続けました。そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を『目』と『心』にしっかりと刻み、『遅れて申し訳ない』と言う気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから『おかえりなさい』、『私たちも負けないから頑張ってね』と声を掛けていただき、涙を流しました。その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。この1カ月半で分かった事があります。それは、『誰かのために闘う人間は強い』と言う事です。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今、この時を乗り越えた向こう側には強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。絶対に見せましょう、東北の底力を!本日はありがとうございました」


嶋選手は、
昨年12月に渡辺直人選手が横浜にトレードされることが決まった時にも涙を流していた。


こういう熱い思いを持っている人というのは、
エビデンスを知ってるわけじゃないけど)
何かを変える力を持っている。
少なくとも、自分自身を変えていく力と、
人を動かす力を持っている。


cool head but warm heartというけど、
何かを変えていくためには、
cool head but passionate heart
とかぐらいじゃないとだめな気がする。


情熱を持ち続けること、
そしてその情熱を行動に移していけるだけの勤勉性と継続性と集中力、
何かを変えうる力を持つアイディアを生むだけの発想力を鍛錬し続けることを、
毎日の生活の基準としたい。


そして、
「今日自分が過ごした時間は、
果たして本当に誰かのために戦っていた時間だったのだろうか」
と日々自分を顧みることが、
開発経済学を職業としている自分にとっては、
非常に重要なことなのだと思う。