@インド

マイクロクレジットとマイクロ保険の研究プロジェクトで、
インドのバンガロールに来ている。
共同研究先のマイクロファイナンス機関がここにあるからなのだが、
マイクロ保険の方はなんとかなるとしても、
マイクロクレジットの共同研究の方は、ちょっと雲行きが怪しい。

マイクロ保険もマイクロクレジットも、フィールド実験を実施するのだが
(フィールド実験については、西條辰義編『実験経済学への招待』第8章の拙稿「フィールド実験の歩き方」を参照されたい)
マイクロクレジットの共同研究先の方が、通常業務が忙しそうなので、
共同研究をする余裕がないかもしれない。
この機関はfor-profitのマイクロクレジット機関で、トップもビジネスマンのような感じの人なので、
こちらももっとそれに応じた交渉の仕方をすべきだったかもしれない。

共同研究の交渉は、営業と似ているところがあり、
フィールド実験は、アイディアと、そのアイディアを実施してくれる機関の確保が
よい研究を行うためには重要なのだが、
今回はちょっと交渉の仕方がよくなかった。
相手はいろいろと忙しい人なので、こちらももっとスピーディに企画書を出して説明すべきだった。

フィールド実験といえば、
Esther DufloやDean Karlanだが、
Karlanの学生いわく、Karlanはかなり押しが強いらしいし、
Dufloは見るからに押しが強そうだし、
Karlanのフィールド実験の実働部隊のInnovations for Poverty Actionで働いてるAnnie
Duflo(きっとEstherの妹)も、交渉上手っぽかったし、
Poverty Action LabもInnovations for Poverty Actionも、
プログラムを遂行するためのスタッフがいっぱいいるし、
それに(少ない研究資金で)対抗するには、自分の交渉スキル(と英語スキル)を上げないとなあ・・・

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