インド出張: トイレのそばの小型シャワー

現在、インドに出張中。


いつもはバンガロールのホテルに泊まるのだけれど、
今回は時間もないので、調査地にあるモーテルに宿泊。
結構清潔で、窓もしっかりしていて蚊も入ってこないし、
エアコンもちゃんと効くし、
風呂のお湯もちゃんとでるし、
食事もまずくないので、それなりに快適。


便器の隣には、
水が出るノズル付きホースというか、
ホース付き小型シャワーみたいなのがある。


これは便器を掃除したり、便器の水が流れなかった時に使うものだと思っていたが、
今朝トイレットペーパーのないホテルの部屋のトイレで便をしていて気づいた。


そうか、これは、手動ウォシュレットだ!


インドは、トイレのあと、トイレットペーパーを使わずに水で洗う国。
これが手動ウォシュレットというのも、何の不思議もない。
なんで今まで気がつかなかったんだろう。
用を済ませたあとに試しに使ってみると、
水流もほどよく、そんなに悪くない感じだ。


さっそくインド人のカウンターパートに、
トイレについている小型シャワーみたいなのは、
トイレを洗うために使うのか、自分自身を洗うために使うのか、
と聞いてみると、
自分自身を洗うためだ、とのこと。


やはり、手動ウォシュレットだった。


ベトナムに住んでいた時も、
家のトイレには小型シャワーがあったけど、
自分自身を洗うなんてことは思いつきもしなかった。
まあ、水流もシャワー以上に強いので、
ベトナムの便器のそばの小型シャワーは、本当に便器や便器周りを洗うためのものなんだろう。
実際、水で流してもとれない便を流したりするのに大活躍した。
もしインド人がベトナムに来てこの小型シャワーを見たら、
疑いもなく自分自身を洗うために使って、
あまりの水流の強さに痛くて飛び上がってしまうに違いない。



今回の調査がフォローアップサーベイなので、
これが終わったらもうこの調査地にはほとんど来ることがないかもしれない。
ちょっと最後を満喫したいところだが、
スケジュールがタイトなので、そうも行っていられない。
ただ、ここマンディアから45km程度のところにあるマイソールと、
バンガロールからマンディアにくる途中にある
Wonderla
というアミューズメントパークには、一回行ってみたかった。
ガンダーラに語呂を合わせたんじゃないかと思っていたけれど、
ぐぐってみると、ガンダーラはGandhāraと書くみたいなので、関係なさそうだ。


そのWonderla、ウィキペディアによると
the largest and safest amusement park in India
らしい(http://ow.ly/2qgoR)。
largestはいいとして、
safestとはいったいどんな基準なのか、
インドの他のアミューズメントパークの安全基準がどうなっているのか、
非常に気になる。


ところで、ここカルナタカ州、
人口は6000万人くらいで日本の約半分、
州都バンガロールはインドでも有数の都市なのだが、
貧困線以下の人々に配られるBPL(Below the Poverty Line)カードの保持者が、
7000万人もいる。
全体の人口よりBPLカード保持者の方が多いというのはなんともふしぎな話だが、
BPLカード保持者には、教育や医療サービスの補助に加えて食料等の配給などが与えられるらしいので、
一人1枚以上持ってることも珍しくないんだとか。
BPLカードは5年くらいごとに更新するが、
車も家電も持っている人でも、役人に金を渡してBPLカードを更新してもらう人も多いようだ。



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追記:

インドのトイレの手動ウォシュレットの話をベトナム人にしてみたら、
「いや、知らなかったかもしれないけど、ベトナムのも手動ウォシュレットなんだよ」
と言われた。
えええ〜〜〜。
ベトナム人、水圧強すぎです。
でも、日本も、人によってはかなり強いのかも。
日本の職場のウォシュレットも、気をつけないとかなり強くなっている時がよくあったし。