2010-01-01から1年間の記事一覧
同じAfrican-Americanでも、 肌の色の黒さによってOutcomeに結構差があるという話。"Shades of Prejudice" http://www.nytimes.com/2010/01/19/opinion/19vedantam.html Lighter-skinned Latinos in the United States make $5,000 more on average than dar…
環境に良いものを買うなど、 社会にとって良いことをした後は、 もうこれで十分だろうと思って、 より利己的になる、という話。 "When ‘Green’ Consumers Decide,‘ I’ve Done Enough’ http://www.nytimes.com/2010/03/22/business/energy-environment/22gree…
最新のJournal of Economic Perspectivesがすごそう。 タイトルだけ見て関心がありそうなのがこんなに。 Joshua D. Angrist and Jörn-Steffen Pischke The Credibility Revolution in Empirical Economics: How Better Research Design Is Taking the Con ou…
People tend to worry more about a low risk of harm from something they do (like taking a pill or a vaccine) than about a higher risk of harm from doing nothing. "When Lowering the Odds of Cancer Isn’t Enough" http://www.nytimes.com/2009/12…
今さらAshrafの Spousal Control and Intra-Household Decision Making: An Experimental Study in the Philippines を読んだ。 夫婦を使った実験で、 ・互いの収入と行動を分からない(Private) ・互いの収入と行動が分かる(Public) ・PublicにCommunica…
New York Timesより、 HIV対策へのファンドが減ってきて、 アフリカで薬をもらえないHIV患者が増えているという話。 HIV対策でHIV検査をやって多くの人がHIVと認定された結果、薬の需要は大きく増えたけど、 ドナーのHIVへのファンドは近年急激にしぼんでい…
昨日はBeckerの講演を聞きに行った。 ここ数十年、女性の進学率の上昇は男性のそれを上回っているが、 アメリカでは近年、女性の大学進学率は男性の大学進学率を上回っており、 他の先進国でもこうした傾向が見られつつある。 それで、これがなぜか、どうい…
Blattman経由で、今年のJohn Bates Clark MedalのDufloのTed Talk。虫下しが教育年数を延ばすのにものすごくCost effectiveだというMiguel & Kremerの研究とか、 教育のリターンを答えさせて、それから正解を教えると教育年数が伸びるというJensenの研究とか…
メールが回ってきたので、お知らせ。 10月12〜15日に、スリランカのコロンボで。 Asia Microfinance Forum 2010Financial Inclusion - Achieving Asia's PotentialThe Banking With the Poor Network (BWTP) and The Foundation for Development Cooperation…
ベトナムでは、マラリアによる死亡者数が、 1995年には4000人だったのが、 2005年には40人にまで減ったらしい。 経済発展によって栄養が改善したり、 家にエアコンがついて、夜、窓を開けて寝なくてもよくなったり、 薬も買いやすくなったり、 いろいろな理…
携帯電話でデータをその場入力すれば、そのままData collectionまでしてくれるEpiSurveyor。 データ入力の手間と時間が省けて、進捗状況チェックにもいい。 今度フィールド調査の時に使ってみようかな。 EpiSurveyor: free mobile-phone-and-web-based data…
金曜日のRick Hornbeckのセミナーの後、 Rickと話をする機会があった。 Rickは、Dufloたちと一緒に、 インドのSKSのマイクロクレジット加入者に、健康保険を強制加入する実験も行っている。 具体的には、既存のマイクロクレジットの借り手の一部に、 強制的…
経済史のセミナーに参加。 去年HarvardのAssistant Professorになった、Richard Hornbeckの発表。 When the Levee Breaks: Land, Labor, and Capital in the Deep South というタイトルで、 1927年のミシシッピ川の洪水により、 とくに黒人を中心とした労働…
Blattman blog経由で知った、ネコの糞コーヒー。http://www.nytimes.com/2010/04/18/world/asia/18civetcoffee.html世界で一番高いコーヒーらしく、 フィリピンやインドネシアでは、 ジャコウネコを捕まえて糞コーヒーを作ろうと、Gold rushさながらの狂騒ら…
毎週月曜のDevelopment Lunchに初めて参加。 大学院生が発表して論文をBrush upする場なので、 少人数でFriendlyな雰囲気かと思っていたら、 25人くらいいてびっくり。 発表の内容は、 DHSのデータを使って、調査対象の女性のSiblingsの情報を得て、 弟が生…
Harvard/MIT合同のDevelopment and Growthセミナーに参加。Investing in (secondary) schooling in Chile というタイトルの論文で、 PrincetonのTaryn Dinkelmanが発表。 Post-secondary educationの研究では、 ・Preparation is cumulative ・Who should be…
Kennedy Schoolで、Esther Dufloのセミナーに参加。 Peer Effects and the Impact of Tracking: Evidence from Kenya というペーパーで、 Tracking(テストの成績に基づきクラスを決める)が子供の成績に与えた効果に関するケニアでのフィールド実験の報告。…
いまさら気付いたが、 土曜日、こんなイベントがHarvardで開かれていたらしい。。。 行けずに非常に残念。。。 MORNING SESSIONS 10:00 – 11:15 AM: Introduction (Stephen Kosslyn) & first session (Peter Bearman, Nicholas Christakis, Ann Swidler, Nas…
Cambridgeに着いて、一週間が経過。 今週からぼちぼちセミナーに行きだした。 セミナーのAudienceのレベルが高いので、鋭い質問も多い。 ここのセミナーで発表することを想定して、論文を書いていかないと。 とりあえず、抱えている論文を早く終わらせて、新…
2010年3月31日より2年間、 ハーバード大学経済学部にVisitingします。ここ最近は引っ越し準備などに追われて研究が進みませんでしたが、 ボストンでたくさん刺激を受けて研究を進めていきたいと思います。
Reading groupで、Barseghyan, Prince and Teitelbaum, "Are Risk Preferences Stable Across Contexts? Evidence from Insurance Data," AER, forthcomingを報告。 Risk preferenceがContextによって変わることはラボ実験でよく報告されているが、 この論文…
ベトナムでの調査データの入力をアルバイトさんに手伝ってもらっている一方で、 アフリカプロジェクトの一環で行われていた、アフリカ各国の有名企業の活動レポートの翻訳作業を手伝わされている。。。 翻訳業者にやってもらったのだが、 誤訳が多いし、英文…
昨日の早朝、出張先のベトナムから帰国した。 オフィスに来てみると、机の上に、同僚がコピーしてくれたMITメディアラボの副所長の石井教授の記事が置かれていた。 石井教授については、以下の動画(とその続きたち)がすばらしいが、記事では以下の言葉が心…
ベトナム中部の農村に来ている。 自分用のメモ。 ・豚や鶏を飼育している家計が多く、牛を飼育している家計は少ないのは、豚や鶏は、場所がなくても多く飼えるが、牛を飼うにはある程度の場所が必要になるため。 ・家畜に関するリスクでは、疫病や価格変動が…
ベトナム出張中。 ホテルにて、リサーチデザインを再検討中。 その間に、ふと読んだ、Blattmanのしばらく前のPost。 大学院生、若手研究者は読むべし:http://chrisblattman.com/2009/10/16/after-the-surge/ Whatever way you go, remember that you need t…
先日セミナーにきたLi-An Zhou氏の共著者のHonbing Cai氏が、 一橋の経済発展研究会で、 マイクロ保険のフィールド実験のペーパーを発表する模様。 残念ながら2月中はずっとベトナム出張なので、参加できないけれど。。。 経済発展研究会 [Presentation in E…
http://www.microfinancegateway.org/p/site/m/template.rc/1.26.12518/マイクロクレジットが急速に伸びていたモロッコで 2007年〜2008年に返済率や返済遅延が悪化し、 審査を厳しくしたり、借り手の情報を共有してある機関に返済するために別の機関から借り…
KOF Index of Globalizationというのが、メールで公告されてきた。http://globalization.kof.ethz.ch/economic globalization, social globalization, political globalization の三つの指標を作っているらしい。 さらに、sub-indicesとして、 actual econom…
先週の金曜日に、北京大学のLi-An Zhou氏が来て、 Hongbin CaiやHongbin Li、Albert Parkと共著の "Family Ties and Organizational Design: Evidence from Chinese Private Firms" を発表。 Firmとmanagerの間のAgency problemの簡単なモデルを作り、 Firm…
JICA研究所の公募について先日も触れましたが、 依頼があったので、改めて宣伝します。 研究助手の方は、 2010年2月中旬〜2010年3月末までの約1.5カ月 という期間なので、 大学院生の春休みのアルバイト兼Stataのトレーニング兼JICA研究所の研究者とのネット…